患者様のそれぞれのケースによってインプラントを埋めこむ本数は変わってきますが、歯が抜けた本数だけインプラントを入れる必要はありません。
それらは顎の骨の形態、質、埋入位置や方向、またその後の補綴(歯の部分)の種類によっても本数は変わってきます。
沢山入れればいいというものではなく、術前検査で永続性を基本とし必要最小限の本数を決めていく事が大切だと思います。
インプラントの本数で値段が変わってくるゆえに、患者様によく複数の歯が抜けたケースを1本のインプラントでやって欲しいとお願いされる事があります。イ ンプラント体を孤立させると回転力に弱く、前後に支えてくれる歯がなければ直ぐに脱落してしまいます。ですから適確な診断に基づいて専門医と一緒に本数を 決めなければなりません。
<豆知識>
インプラントには埋入する間隔というものがあり自分の歯とは1.5mm以上、インプラントを2本並べる場合にはインプラント同士を3mm以上開けるというルールがあります。こういった専門的なことから埋め込む本数は変わってくるのです。