即時荷重(そくじかじゅう) | インプラント治療の会「さきがけ」

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即時荷重(そくじかじゅう)

「即時荷重」はインプラント埋入と同時に咬める状態にすることを言います。

「即時荷重」と「即時埋入」は別の言葉ですので混同しないでください。
「即時埋入」は歯を抜く時に同時にインプラントを埋入する方法を言います。

インプラント治療は通常は骨の中にインプラントを埋入してから、インプラント体と骨とが完全にくっついてくれる(オッセオインテグレーションといいます)まで2〜6ヶ月の間非荷重期間(咬み合わせさせないで、安静にさせる期間)が必要です。
しかしながら、無歯顎(上下のアゴどちらかに歯が1本もない場合)ではインプラント埋入直後から義歯を装着して咬める状態にすることが必要な場合があります。
即時荷重といわれる治療法はインプラントを埋入した直後から仮の義歯をインプラントの上に入れて機能と審美(咬み合わせと見た目の良さ)を回復する方法です。
この方法を達成するには以下の問題点を解決する必要があります。

◎インプラントを埋入する場所の骨の質が十分な硬さがあり、
必要な本数が埋入できること
◎埋入時にすべてのインプラントが骨と十分な硬さで固定されていること
◎あらかじめ精密な仮の義歯を製作しておくこと
◎仮義歯を装着して過大な圧がインプラントに加わらないこと
◎長期的な治療の安定を考え、骨と結合出来なかったインプラントが
あった場合の対応を歯科医師と患者さん双方が考えておくこと
◎他にも個々の症例で解決しなければならない点はあります

が、それらをクリアすることによって、インプラント埋入直後から機能と審美の回復ができて、患者さんへのメリットの大きな治療法となります。
一般的に下あごへの即時負荷は、成功率は非常に高いですが、上顎は、術者の技量や、患者の骨量・骨質は、まちまちのため、担当医の先生に相談をお願いいたします。

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