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3i プリベールインプラント(PREVAIL implant)

インプラントが開発されて現在に至るまで40年以上になりますが、この間、インプラントは形態や表面に改良が加えられ、進化を遂げてきました。
進化の度にその応用範囲を広げ、現在では「天然の歯に限りなく近い機能性と審美性を回復する」というレベルにまで到達してきました。
2008年に発表された3i社のプリベールインプラントはまさにそのようなことが実現できるインプラントと言えるでしょう。
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〈プリベールインプラントの特徴〉

インプラントによる人工の歯は、①インプラント ②アバットメント(土台) ③クラウン、これら3つの部品で構成されています。

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プリベールインプラントはインプラントの径よりもアバットメントの径をわずかに小さくなるよう設計しました。これは「プラットホームスイッチング」とい う理論を取り入れたもので、接合部分に起こる炎症を内側にずらすことで、インプラントの周囲の骨を守ることがその目的です。

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インプラント周囲の骨を守ることで、いくつかの大きなメリットが生まれました。

1) 短いインプラントでもより多くの骨のサポートを受け安定する。

日本人は、欧米人と比べると顎骨が小さく、インプラントも限られたスペースに埋入しなければならないケースがあります。骨量のない所にインプラントを埋入 しようとした時、短いインプラントを使用することがありますが、その場合にプリベールインプラントであれば、より多くの骨と接触しているため、より多くの骨のサポートを受けて安定することができるのです。
ある意味、日本人に向いているインプラントと言えるのではないでしょうか。

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2) インプラント周囲の骨が残ることで、歯間乳頭(歯と歯の間の歯ぐき)も残り、自然で審美的なインプラントが可能になった。

従来のもの

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プリベールインプラント

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そして、インプラント間の近接があったとしても、骨を守りやすいというさらなるメリットも生み出しました。

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インプラント同士の距離が近い場合、骨が落ちてしまうことがありますが、プリベールインプラントであれば、インプラント間の距離が近接していても、骨の高さを保ちやすくなっております。


径を細くする部分にはベベル(角度)をつけて、軟組織(歯ぐき)保護の考慮をしているのもプリベールインプラントの特徴です。

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インプラント表面

image381 プリベールインプラントのインプラント表面は、3i社の他のインプラント同様、オッセオタイトと呼ばれる高い実績を誇る酸処理の表面となっています。

この表面処理は、1996年に登場以来、ヒトによる組織学的研究データの蓄積を進め、高い臨床成功率を実現することの出来たインプラントです。

特許取得済の血餅保持能力のある微細表面性状により、1回法、2回法のいずれにおいても、負荷後99%以上の成功率を実現しました。

また早期負荷及び短いインプラント(10mm以下)や、ワイドダイアメーター・インプラントを使用した場合のハイリスク症例にも高い成功率を示しています。

このような特性を持った3iプリベールインプラントの特徴を十分理解し、適正に使用すれば、

①治療期間が短縮でき、

②天然歯と同等の審美性まで回復でき、

③長期にわたり安定した使用が可能となります。

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