O.D.C. オオタニデンタルクリニック 大谷 昌  上顎右45

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「上顎右45」

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ご覧のようなパーソナルデータなのですがこの症例で一番苦労した点は職業がモデルであるという点でした。
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小臼歯部位ではありますが、かなりのハイリップラインでガミースマイルです。
4番相当部位はかなり目立つ部分であきらかな審美領域と考えられます。
この写真は脱離した暫間補綴を一時的に口腔内へ戻した写真です。
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初診の状態です。サイドアングルからの審美性は明らかに失われこのままではお仕事はできないと言われていました。4番5番は縁下カリエスの問題、歯根破折の問題で保存は不可能と診断致しました。ホワイトワックスにてセットアップを作成しラボサイドと出来るだけ患者様のご要望に歩みよれるように何度も検討致しました。予定としては5番相当部位にはパイ3.8ミリのレギュラーサイズ 4相当部位には4.4ミリのサイズを計画致しました。
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もう一度問題点を整理してみますと職業がモデルであり外科を極力少なくしてほしいと願われています。
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また、お住まいが遠方でかつお仕事が多忙なため出来るだけ来院回数を少なくしてほしいと願われています。また可能な限り暫間補綴の期間を短くしてほしいというご要望をお持ちです。
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ペリオトームにて唇側骨を損傷しないように注意深く残根を抜去しソケット内にドリリングしていきます。このとき抜歯窩の口蓋側のソケット内壁に歯軸を意識しぶれないように十分注意します。
形成後ミリングボーンを形成窩内へ填入しオッセオトームにて上顎洞を挙上します。
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歯冠幅径に適切なカウントゥアーを与えるために4番相当部位には4.4ミリ 5番相当部位には3.8ミリレギュラーサイズのフィクスチャーを埋入し隣在歯のCEJよりフレンジトップが3〜4ミリ深くなるように慎重にレンチにて調整した。
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埋入後の頬側面観と咬合面観です。インプラントと頬側骨との間隙にはボーンサクションにて集められた自家骨と骨補填材を混合させ填入しました。下の写真のようにあらかじめ用意していた暫間補綴を口腔内に装着しました。
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術中、取得したインプラントポジションをジグにて模型に戻し、模型上にインプラントポジションを再現する。この模型にて、理想的なインプラント上部の粘膜貫通部を付与されたカスタムのテンポラリーヒーリングアバットメントをラボにて作成してもらいます。1週間後の洗浄時に口腔内へ装着した状態の写真とその際のレントゲン写真です。暫間補綴をこのように仮着し骨との結合を約5ヶ月待ちます。
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ラボサイドにて作成されたカスタムのテンポラリーヒーリングアバットメントの理想的な粘膜貫通部を模型上にシリコン印象にて残しておき同じカウンターのプロビジョナルを予め作成しておきます。
骨との結合が確認された5ヶ月後、プロビジョナルに置き換えます。
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同様のカウンターを与えた印象用のコーピングにて最終印象を採得した。
コーピングの確認のためのレントゲン写真とカスタムの印象用コーピングを取り込んだ印象面です。フィクスチャー周囲の骨の緻密化が確認されます。
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ファイナルの模型でフルカウンターのワックスアップをした後、内冠形態にカットバックを行う。
GN1のメジャーリングマシンにてワックスアップしたカスタムアバットメントの形態をスキャニグしコンピューター上にて設計します。
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コンピューター上にて設計されたセラミックのコーピングを再度ミリングマシンにて削りだしカスタムのアバットメントとの適合を確認しています。
このようにして完成されたコーピング上に陶材を築盛し上部冠を完成させました。
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完成されたチタンカスタムアバットメントを口腔内に装着した写真です。
カウンターを変化させないことによりインプラント周囲粘膜は安定しています。
最終補綴物装着後の咬合面観と頬側面観です。
インプラント周囲粘膜のカウンターを変化させないことによりスキャロップの連続性を保持することができました。最終補綴物装着後1年後のレントゲン写真です。
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